眠らない人はいません。よく眠れた次の日はとっても気持ちがいいことありませんか?
お肌の調子も良くって、お化粧のノリもいい!生活に活力が湧いてきて、集中力も増します。食事も美味しく、イライラすることも少なくなります。
現代人は、特に日本人は睡眠時間が短いと言われています。一般的に最も良い睡眠時間は7時間と言われますが、
時間よりも睡眠の質の方が大切なのです。
睡眠の質が美容に大きく関わっていることが注目されています。
良い睡眠とはどんなものか?
では、良い睡眠とはどのような睡眠を言うのでしょうか?
- 寝付きが良い
- 次の朝目覚めがよく、よく寝た感がある
- 必要以上に夜間起きない
- 眠ることが楽しみになる
- 日中活発に行動できる、眠くならない、ボーッとしない
逆によくない睡眠の原因とは
- 心配事がある。ストレスがかかりすぎている。
- 日中の活動が不十分
- 眠くないのに布団に入る
- スマホやパソコンを直前までしている
- 寝ているときにトイレに何度も起きる
- 寝具、枕などが合っていない
レム睡眠とノンレム睡眠
レム睡眠、ノンレム睡眠と言う言葉は聞いたことがあると思います。では一体どのような違いがあるか詳しくみていきましょう。
レム睡眠
眠っているのに脳の動きは活発な状態で、この時に脳は記憶を整理していると言われています。 夢を見るのもこのレム睡眠の時が多いと言われています。
眠っているときはレム睡眠とノンレム睡眠を70分〜110分の周期で繰り返しており75%がノンレム25%がレム睡眠と言われています。※個人差あり
ノンレム睡眠
逆にノンレム睡眠では脳が休んでいる状態となります。ノンレム睡眠でも夢は見ることがわかってきましたが、ノンレム睡眠時の夢はあまり覚えていないようです。
ノンレム睡眠の間は、知覚、思考、記憶をつかさどる大脳皮質や交感神経などを休ませています。
ノンレム睡眠には大まかに3つの段階に分けられ、
段階1:声をかければ眼が覚める程度に浅い状態
段階2:安定しているが深くはない状態
段階3:最も深い眠りに入っている段階
よく眠れなかったと感じるのは、就寝からノンレム睡眠までの時間が長かったり、深いノンレム状態が得られていないためであると言われています。
さらに、睡眠の初めの3時間が深い眠りの80%〜90%を占めていると言われています。また、記憶を整理したり、学習するためには後半の睡眠も必要とされます。
レム睡眠が悪い!ノンレム睡眠だけにしたい!とかではありません。
どちらも役割がありますので、3〜4時間の睡眠では十分な睡眠とは言えないのです。
寝すぎたから良いわけではありませんが、7時間は欲しいです。
成長ホルモンと若返りの関係
睡眠中にはたくさんの成長ホルモンが分泌されます。
成長のピークは13歳から17歳と言われていますが、成長期を過ぎても回復という役割を大きく持っています。
成長ホルモンは入眠してからすぐに訪れるノンレム催眠時に多く分泌されます。また、10時ごろから午前2時ごろまでが最も分泌されます。
美のゴールデンタイムとも言われています。
また、睡眠中にはプロラクチンというホルモンも分泌されています。このプロラクチンは皮膚の粘液細胞を増加させてくれます。
肌に潤いを与え、美肌効果があると言われています。なるべく早寝を心がけ、ホルモンの分泌を高めたいものです。
美肌は眠っている間に作られる
眠っている間には傷んだ細胞の修復や疲労回復も行われます。
新陳代謝も眠っている間に多く行われます。また、ノンレム睡眠時に分泌される成長ホルモンは、細胞の活性や修復に役立ち、美肌効果もあると言われています。
良い睡眠を得るためには
仕事、家事や育児に忙しい方などは理想が7時間といっても『そんなに眠れないよ』とおっしゃるでしょう。
そこで考えたいのが、質の良い睡眠です。
睡眠のサイクルを知る
90分の間隔で訪れるレム睡眠時に起床する。
個人差はありますが、例えば4.5時間、6時間、7.5時間などの睡眠単位をベースに目覚まし時計をセットし、自分の一番目覚めのいい睡眠時間を計ってみるのもいいでしょう。
快適に目覚めるサイクルが見つかると思います。
寝る前に食べない
寝る前に食べると良くない!と言われますそれにはきちんとした理由があります。
食べたものを消化するため胃腸が活発に働かなくてはいけないからです。寝る3時間くらい前は食事を控えましょう。
リラックス効果を考える
刺激物を控え、ハーブティーやホットミルクを飲んでリラックスしましょう。
また、体温が下がらないと寝付きが悪くなるため、熱いお風呂に入るのも良くありません。半身浴やぬるめのお風呂でリラックスする方がいいでしょう。
室温、湿度を調整する
睡眠に適した室温は26度、湿度は50〜60%と言われています。季節によってまちまちですが、寝苦しくない適温にしましょう。
部屋の環境を考える
お部屋の環境も睡眠には深い関わりがあります。代表的なものはベッド(布団)です。健康とも深い関わりのあるベッド選びは大切です。
また明かりも大切です。
暗めの暖色系の照明は、脳の興奮や交感神経の活動を抑えてくれます。
寝る1時間くらい前からリラックスできる明かりにすることがベストです。
意外と知られていないのがお部屋の色などです。グリーン系の色は効果があります。
スマホやパソコンを寝る前に見ない
スマホやパソコンの青白い強烈な光は睡眠の効果をぐっと下げます。寝付きにくい原因にもなります。寝る前は見ないようにしましょう。
眠くないのに布団に入る
眠くもないのに早くから布団に入るのもよくないと言われています。眠れない、早く寝ないといけないというプレッシャーから、寝付きが悪くなります。
アロマなどでリラックスする
アロマテラピーは嗅覚だけでなく脳にも刺激を与えてくれます。
リラックスできる香りで、睡眠の質も変わると言われています。
まとめ
いかがでしたか?寝不足でどんよりして、下ばっかり向いていても老いて見えますよね
快適な睡眠をとると
- 心の安定
- 寿命がのびる
- 高血圧などの生活習慣病のリスクが低下する
- 心臓疾患や脳卒中などといった病気になるリスクが下げられる
- 肥満になりにくい
- 脳の老化を防いでくれる効果がある
- 仕事の効率が上がり、ミスが少なくなる
- 病気に対する免疫力が高まる
- 肌などを若々しく保つ
などと言われています。
快適な睡眠は、私たちにエネルギーを与えてくれます。パワーを与えてくれます。すがすがしい朝を迎え、笑顔が多くなっていくでしょう。
明るく元気な姿はいきいきと若々しく見えます。
それでは、良いライフスタイルを
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